第9回 森林認証制度/印刷事業者 (1/19開催)

エコ印刷研究会「森林認証制度/印刷事業者」についてのご案内です。
内容
  • 第1部 <森林認証制度の動向>
    - SGSジャパン株式会社 認証サービス事業部 森林認証部 佐々木彩様 ‐
    FSC/PEFCを中心として森林認証制度の基本的な考え方、最新動向などについて、FSC/PEFC CoC主任審査員 FSC/FM審査員 佐々木様よりご紹介いただきます。
  • 第2部 <エコ印刷入門(6)「印刷事業者の選び方」>
    - P&Eマネジメント代表 環境スペシャリスト 寺田勝昭様 -
    印刷発注者の皆様に分かりやすく印刷技術やエコ印刷の考え方をご理解いただくための連続講座、その第6回は、環境負荷低減の要となる印刷会社の取り組み、環境マネジメントシステム、印刷事業者の選び方などを研究します。
    ※詳しくは「エコ印刷連続講座」をご覧ください。
  • 第3部 <「エコプロダクツ2009」の調査レポート>
    エコ印刷を理解し活用するには、環境配慮の普及状況などを把握することが重要です。2009年12月10日より開催の「エコプロダクツ2009」会場で配布されていました印刷物について調査・報告いたします。
開催日時 平成22年1月19日(火) 13:30~16:30
会場 環境パートナーシップオフィス EPO会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
地下鉄表参道駅(徒歩5分)/JR渋谷駅(徒歩10分)
参加費
(資料代)
3,000円(1名様につき)
ご案内
(PDF版)
PDFファイル


セミナーの模様

森林認証制度の動向

SGSジャパン株式会社  佐々木彩様

 第8回研究会に引き続き、森林認証制度をテーマとし、認証機関であるSGSジャパン株式会社 認証サービス事業部 森林認証部 佐々木彩様よりお話しを伺いました。

 SGSジャパンは、FSCとPEFC両方の認定審査機関であり、両制度の同じところ、 違うところなどを含め、制度の概要やCOCの要求事項、非認証材の扱い、リス ク管理などについて詳しく解説いただきました。

 ご説明後には活発な質疑応答があり関心の高さが伺われました。

 制度には違いがあるものの、森林認証制度は、違法伐採対策、森林問題への 有効な取り組みであることは間違いありません。積極的に森林認証制度を活用 したいものです。下記でそれぞれ認証事業者を調べることができますので、ご 覧ください。

エコ印刷入門(6)「印刷事業者の選び方」

P&Eマネジメント代表 環境スペシャリスト 寺田勝昭様

  第4回エコ印刷研究会より、印刷発注者の皆様によりわかりやすくエコ印刷の知識やノウハウを理解し、取り組みの推進に役立てていただきたいとの趣旨から、連続セミナー「エコ印刷入門」をスタートしました。2010年2月まで全7回開催予定です。詳しくは「エコ印刷入門」をご覧ください。

 エコ印刷入門、第6回は、「印刷事業者の選び方」として、P&Eマネジメント代表 環境スペシャリスト 寺田勝昭様に解説いただきました。

 印刷の環境負荷低減には、印刷発注者の取り組みで対応できる、用紙・インキなど資材の選定や水なし印刷の指定、リサイクル対応などがありますが、重要な要素に製造事業者での省エネ・省資源・廃棄物削減などの取り組みがあります。

 印刷事業者を選ぶ際は、Q(品質)、C(コスト)、D(納期)に加え、E(環境)を評価していくこと「QCDE」が必要になってきます。

 事業者の環境の取り組みを計る目安として環境マネジメントシステムがあります。ISO14001、エコアクション21など、業種を限定しない制度がありますが、2006年より印刷事業者を対象としたグリーンプリンティング認定制度が始まりました。事業者の認定制度であると同時に、製品へのマーク表示(GPマーク)ができるのが大きな特徴です。

 また事業者を選ぶ際は、単に事業者のマネジメントシステムを確認するだけ では不十分です。実際の印刷仕様設計は、印刷発注者と印刷会社・制作会社等 のコミュニケーションを通じて組み上がっていくもので、それぞれのエコ印刷 に関する知識が大切です。

 2010年1月よりエコ印刷研究会監修で「エコ印刷プランナー制度」がスター トしました。こうした制度を活用し、印刷物を製品仕様、製造事業者の両面か ら環境負荷低減に取り組むことが大切です。

印刷実例研究「エコプロダクツ2009」

 最後に、事務局 野地葉子より、2009年12月10日から開催されました「エコプロダクツ2009」の会場で配布されていました印刷物65点の調査結果をレポートいたしました。

 展示会主催者は、「環境に配慮した用紙や技術の利用:ポスターやチラシなどの印刷物は、リサイクルペーパーや、FSC認証紙などを用途に応じ使用し、水なし印刷なども可能な限り利用します」とアピールしていますが、実際の出展社の取り組みはどうったったのでしょうか。

 用紙では、環境表示を行っていたものが45%、なかったものが55%、インキでは表示のあったものが42%、なかったものが58%と、必ずしも高い割合とはいえない結果となっています。

 環境製品等を紹介する媒体=印刷物に環境配慮が行われていないのは、画竜点睛を欠いているといえるでしょう。次回はこうした取り組みがもっと広がることを期待したいと思います。



(2010年1月19日)