| 概要 |
エコ印刷は、環境配慮・温暖化対策としてはもちろん、社会的責任、環境アピールを行い企業価値を高める手段としての活用などさまざまなメリットがあります。 一方で、その実践にあたっては、どのように発注したらいいのか、制作コストが高くなるのではないか、社内で取り組みを広げるのが難しい、エコ印刷に対応した印刷会社がない、どのようにアピールしたら効果的かなど、解決しなければならない疑問・課題があります。こうした課題に対応するためエコ印刷の実践方法について研究します。 |
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| 内容 |
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| 開催日時 | 平成20年11月18日(火) 13:30~16:30 |
| 会場 |
環境パートナーシップオフィス EPO会議室 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F 地下鉄表参道駅(徒歩5分)/JR渋谷駅(徒歩10分) ※これまでの日本教育会館ではございません。ご注意ください。 |
| 参加費 (資料代) |
3,000円(1名様につき) |
| 講師 | 寺田 勝昭 氏 (P&Eマネジメント代表) 奥山 淳 (エコ印刷研究会事務局) |
| ご案内 (PDF版) |
セミナーの模様
エコ印刷研究会「How to エコ印刷(2)」
前回に引き続き、どのように印刷物を制作・発注することでエコ印刷を実践 することができるのか、発注者の皆様のお悩みに応えることができるかなどを エコ印刷研究会事務局奥山よりご紹介しました。
マクロ的な視点では、印刷物全体の使用量削減が大きなポイントです。活用
されない、廃棄物となってしまう印刷物を削減することで、環境負荷を削減す
ることができます。
必要用より多く作られる背景として、足りなくなると困る、部数が多い方が
単価が安くなるといった理由があります。しかし、印刷物の作成・廃棄実績を
記録するなどして必要量をシビアにコントロールすることで、無駄な制作を避
けることができ、コスト面でも環境面でもプラスになります。万一不足した場
合にはオンデマンド印刷(小部数印刷)を利用することで、対応が可能です。
また、例えば単価100円で1万部制作した場合でも、もし8千部しか使われ
なければ、実際のところ、単価は100円ではなく125円であったということにな
ります。単価だけをみて損得を判断しても意味がないことがわかります。
その他にも、印刷以外の電子メディアの活用など、目的や機能、コスト、環
境負荷などを合わせて評価し、情報伝達機能を最大化することが必要です。
個々の印刷物の取り組みは、量的な側面と、質的な側面に分けられます。量
的な面では、軽量化、過剰な加工を避けるなどによる省資源・省エネルギーが
大きなポイントです。紙の厚さ(重さ)の配慮や変形サイズを避けるなど、ちょ
っとしたことで環境負荷を削減することができます。印刷資材だけでなく、運
搬時のエネルギー消費や梱包資材などにも影響してきます。特に今後は、地球
温暖化対策、低炭素社会に向けた取り組みが活発化してきます。省エネ・省資
源はCO2排出量に直結する大きなテーマです。
質的な面では、環境への影響を踏まえた資材や製法の選定が必要です。注目
のポイントは古紙リサイクルへの対応です。政府の調達基準を定めるグリーン
購入法ガイドラインでは、来年度の基準として、印刷物を作る際に、古紙リサ
イクルできるものとすること、また識別表示を行い回収を促進することが基準
化される見込みです。グリーン購入法は政府の基準ですが、民間でもこれを習
っている企業も多く、リサイクルへの関心は一層高まるのではないでしょうか。
その他印刷会社を選ぶ目安、社内で取り組みを広めていくヒントなどをご紹 介しました。
合わせてエコ印刷を進めるツールを2点ご提案しました。1つは前回案とし
て提案いたしました「エコ印刷チェックシート」です。いただいたご意見を元
に修正し、ver1.0として公開いたしました。
もう1つは「エコ印刷証明書(案)」です。
環境偽装問題以降、環境配慮表示が急激に縮小しています。環境マークの信
頼性がなくなり表示したくても表示できなくなった、あるいはもう表示したく
ないといった拒否反応もあるのではないでしょうか。
しかし、環境表示には、大きな役割があります。1つは自社の取り組みを知
ってもらう強力なメディアであることです。もう1つは、取り組みの主張だけ
でなく、環境配慮の普及・促進に貢献する機能を持つことです。印刷物へのマ
ーク表示は、印刷物を利用する多くの人々に環境配慮を知ってもらい取り組み
を広げる力になります。
信頼性を回復し、環境表示を復活させることが社会的責任の一環といえます。
そのための自己チェックツールとして「エコ印刷証明書」提案いたしました。
印刷会社から適切な資料を受け取ることで、責任ある環境表示が行えるのでは
ないかと考えます。ぜひご意見等お寄せください。
紙・印刷関係の各種基準・ガイドラインの改定状況
グリーン購入法、エコマーク、グリーン購入ネットワークなど、再生紙ライ
ンナップの変更、環境偽装問題等を踏まえた基準・ガイドラインの改定が大詰
めを迎えています。
どのような点が論点となっており、印刷発注者として注目すべきポイントは
なにか、P&Eマネジメント代表 環境スペシャリスト 寺田 勝昭氏、サステイナ
ブル・デザイン研究所 取締役 西原 弘氏、エコ印刷研究会事務局 奥山により
意見交換を行いました。
エコ印刷研究会「ギフトカタログ」印刷仕様調査レポート
事務局野地より、39点のお歳暮ギフトカタログの印刷仕様調査結果をご報告
しました。
今年度調査を行った、エアコンパンフレット、通販カタログ等と同様に、環
境表示の大幅減少が顕著に表れました。
残念な結果ですが、今後の取り組みに期待したいところです。





