FSC森林認証紙の積極採用で数値目標

パナソニックグループでは、FSC森林認証紙の積極採用を発表しました。
松下グループでは、昨年9月「紙・印刷物購入方針」を策定し、印刷物の環境負荷低減に包括的に取り組んでいました。
そしてこのほど、FSC森林認証紙の積極的採用を決定しました。ショールームでの配布物やアニュアルレポートなどの印刷物からスタートし、2010年には使用量を約100トンまで拡大することを目指すものです。森林認証紙について数値目標を持ったアクションプランというのはかなり先進的な取り組みではないでしょうか。


すばらしい取り組みであり批判するつもりはないのですが、ただ、今後のエコ印刷の取り組みの方向性としてもう1つ「リデュース」の観点が着目されるのではないかと考えています。

環境負荷削減は、環境負荷の認識・把握(見える化)を行い、そしてあらゆる努力をもってその負荷を削減していくというのが基本的な流れです。

印刷物の環境負荷をとらえるにはまず使用している印刷物の総量把握が必要です。環境負荷の最大ファクターは印刷物の使用そのものです。相対的に環境負荷が少ないものだからといって、使用量を増やしてしまっては本末転倒です。
もちろん、企業活動に印刷物は欠かせません。二酸化炭素排出の総量規制と同じく、リデュースの数値目標というのはビジネスの足枷ともなりかねず、なかなか難しい課題ですが、過剰生産などムダな印刷物をなくすといった使用量削減努力を行いつつ、必要不可欠な部分はより環境に配慮したものに、というのが理想的な姿といえるのではないでしょうか。

(2008年10月 3日)